「リウマチって、わがまま病なんでしょ?」
――そんな心ない言葉に、傷ついた経験はありませんか?
実際、リウマチは「痛みが目に見えにくい」ことが原因で、周囲に誤解されやすい病気です。
しかし、リウマチはれっきとした自己免疫疾患であり、決してわがままでも怠けでもありません。
この記事では、
- 「わがまま病」と言われてしまう理由
- リウマチの症状が理解されにくいワケ
- 周囲に“正しく伝える”ためのポイント
- 仕事や生活で無理しないコツ
- 体調に合わせた働き方の選び方
を解説します。
職場や家族とのコミュニケーションが楽になるヒントも含めています。
なぜ「リウマチはわがまま病」と誤解されるのか?

まず断言します。
リウマチは、わがまま病でも気のせいでもありません。
にもかかわらず、そう誤解されてしまう理由にはいくつかの特徴があります。
痛みや疲れが“目に見えない”
リウマチのつらさは、外からは分かりづらいものです。
- 手のこわばり
- 立つ・座る・歩く動作の痛み
- 微熱や倦怠感
- 朝の動きにくさ
こうした症状は、見た目だけでは判断できません。
結果として、周囲は 「元気そうなのに休むなんて」 「昨日できてたのに、今日はできない?わがまま?」
と勘違いしてしまうことがあります。
症状が“日によって違う”
リウマチには波があります。
炎症が強い日は指一本動かすのもつらい一方、調子がいい日は普段通りに見えることも。
この“波”を知らない人からは、「気分で動いてるだけ」
と誤解されやすいのです。
ストレスや天気で悪化しやすい
低気圧、気温差、疲労、睡眠不足。
これらはすべてリウマチ悪化の引き金になることがあります。
でも周囲から見れば、理由が見えません。
だからこそ「わがままに見える」という誤解が生まれるのです。
リウマチは“自己免疫疾患”。わがままとは真逆の病気
リウマチがどんな病気なのか、簡単におさらいしておきましょう。
自己免疫疾患とは?
本来は体を守る免疫が、何らかのきっかけで誤作動を起こし、 自分の関節や組織を攻撃してしまう病気です。
- 関節の腫れ・痛み
- 慢性的な疲労感
- 朝のこわばり
- 微熱・貧血
などが起こり、治療には薬物療法が欠かせません。
“気持ち”や“根性”でどうにかできるようなものではありません。
はたからは軽そうに見えても、体内では強い炎症が続いている
関節の内部では、
- 滑膜の増殖
- 骨の破壊
- 軟骨のすり減り
が進行しています。
これは、医師の診察や検査ではっきり確認できる“医学的事実”です。
見た目では分からなくても、体では長く激しい戦いが続いている
ということを、ぜひ心に留めておいてください。
わがままに見せないために。周囲にうまく説明するコツ

リウマチの症状は目に見えないからこそ、
言葉で伝える工夫があると、誤解がグッと減ります。
「今日は炎症が強いです」と理由を添えて説明する
痛みを「つらい」だけで伝えると、感情的に聞こえることがあります。
専門的な表現を少し混ぜるだけで、理解度が変わります。
- 「今日は関節の炎症が強くて、動作がゆっくりになります」
- 「今朝はこわばりが長引いて、手を使う作業が難しいです」
- 「疲れやすいのは免疫の炎症が原因で、休むと改善します」
数字(「朝のこわばりが1時間続いた」など)を入れても理解されやすいです。
できること・できないことを具体的に伝える
周囲は「何ができて何が無理なのか」イメージできないため誤解します。
- 「立ち仕事は1時間まで」
- 「重い荷物を持つのは難しい」
- 「座り仕事は問題ない」
このように明確にすれば、職場の負担調整もスムーズです。
無理して頑張りすぎない
リウマチの方の多くは“頑張り屋”です。
でも、頑張りすぎると痛みが悪化し、結局さらに誤解されることも。
「できない日は、できない」と正しく伝えることは、わがままではなく“自己管理”です。
リウマチと仕事:わがままではなく「配慮」が必要なだけ
リウマチは仕事に影響が出ることもあります。
とはいえ、近年はテレワークや柔軟な働き方が増えており、 リウマチを抱えながら働き続ける人はたくさんいます。
仕事を続けるために重要なポイント
- 長時間の立ちっぱなしを避けられるか
- 重い物を持たなくていい職場か
- 急な体調の波にある程度対応できるか
- 勤務調整ができるか(フレックス・時短など)
体調波のある病気だからこそ、職場選びで“身体負担の軽さ”は重要です。
理解のある職場へ転職するという選択肢
「理解してほしいけど、言いづらい…」
「配慮をお願いすると気まずくなる…」
そんな悩みを抱える人は本当に多いです。
そんなときは、 疾患への理解がある企業を紹介してくれる転職サービスを利用することで、
無理のない働き方が実現しやすくなります。
特にリウマチ向きの働き方の例
- 在宅ワーク中心(事務・ライティング・デザインなど)
- 座り仕事メインのバックオフィス業務
- スケジュール柔軟なクリエイティブ職
- 障害者雇用枠での安定勤務
身体に負担をかけず、長く働ける環境を整えることは、
リウマチ治療の一部ともいえるほど大切です。
リウマチは「わがまま病」ではなく、理解が必要な病気

リウマチを“わがまま病”と言われて検索に来たあなたへ。
あなたは何も悪くありません。
- 痛みは目に見えないだけで確かに存在する
- 症状には医学的根拠がある
- 日によって症状が変わるのは当たり前
- 無理せず働ける環境を整えることは、わがままではなく必要な配慮
そして、もし今の職場や環境で
「理解されない」「つらい」「働き方を変えたい」
と感じているなら、
あなたの体調に合った仕事を紹介してくれる転職サービスの利用も、
ひとつの前向きな選択肢です。
病気があっても、自分らしく働ける場所は必ずあります。
その一歩を踏み出すきっかけとして、このページがお役に立てばうれしいです。


